格闘家・実業家として活躍する朝倉未来社長が、「通販の虎」に新虎として登場しました。
しかも今回、志願者席に座ったのは「令和の虎」で副主宰を務めた井口智明社長。オールシーズンタイヤを持ち込み、虎たちの前でプレゼンに挑みます。
朝倉社長の率直なリアクションに加え、タイヤ業界の専門家を交えた議論は次第にヒートアップ。元副主宰が志願者として挑み、新虎・朝倉社長らが審査する異例の回となりました。
目次
朝倉未来社長が「通販の虎」に新虎として登場
2026年9月30日に公開された「通販の虎」に、朝倉未来社長が新虎として出演しました。
虎席には朝倉社長のほか、林巨樹社長、中村英俊社長、米岡功二社長らが並びます。
一方、志願者として登場したのは井口智明社長。「令和の虎」では虎としてだけでなく、副主宰として番組を支えてきた人物です。
虎側と志願者側の顔ぶれが明かされた時点から、通常回とはひと味違う空気に。「元副主宰・井口社長を、新虎・朝倉社長らが審査する」という構図でプレゼンが始まりました。
元副主宰・井口智明社長が志願者に!オールシーズンタイヤを提案
井口社長が今回持ち込んだのは、高品質かつ手頃な価格を掲げるオールシーズンタイヤです。
井口社長は、寒冷地で暮らしてきた経験を踏まえ、降雪日数が限られる一方で長期間スタッドレスタイヤを履かなければならない状況に疑問を持ったと説明します。
日本のスタッドレスタイヤについて性能の高さを評価しつつ、価格も高いと指摘。そこで、中国の工場と独占販売契約を結び、利益を抑えることで価格を下げたタイヤを提案しました。
単に「安いタイヤ」を売りたいわけではありません。井口社長が掲げたのは、高価格な国産タイヤとは異なる選択肢を消費者に届けることでした。
一方、タイヤは安全に直結する商品です。価格の安さだけでは虎たちも納得せず、ここから性能や安全性をめぐる議論が本格化していきます。
タイヤを実物比較!氷上実験で性能を確かめる
プレゼンでは、資料だけでなく実物のタイヤを使った比較も行われました。
井口社長が持ち込んだオールシーズンタイヤのほか、一般的な夏タイヤや国内メーカーのタイヤを並べ、硬さや溝などを確認。さらに氷を使い、タイヤごとの滑り方も比較します。
水を張る前の氷上ではスタッドレスタイヤの強さが目立ち、朝倉社長も実際にタイヤを引いて抵抗の違いを体感しました。
ところが氷の上に多くの水を張ると、スタッドレスタイヤを含めて滑りやすくなる結果に。井口社長は、こうした条件ではチェーンを使う考えを示しています。
オールシーズンタイヤだけを有利に見せるのではなく、スタッドレスタイヤが優れる場面も含めて比較した点が、今回の実験の特徴です。
井口社長のタイヤも「どんな雪道でも安心」という万能な商品としてではなく、降雪の少ない地域などで日常的に使う選択肢として提案されました。
「このタイヤでなければならない理由は?」米岡功二社長が追及
実験を経て議論の中心となったのが、タイヤ・ホイール事業に携わる米岡功二社長です。
米岡社長は、中国製だから品質が悪いと一括りにすることはせず、工場の設備や検査体制について一定の評価を示します。
その一方で、「このタイヤでなければならない理由」が必要だと指摘。オールシーズンタイヤ自体はすでに多くのメーカーが販売しているため、価格以外の差別化や、性能を裏付ける数字を求めました。
井口社長が自ら北海道や高速道路で走行テストを行ったと説明すると、米岡社長は制動距離などの客観的なデータについても質問。個人の体感だけではなく、商品として販売するためのエビデンスを求めます。
さらに米岡社長は、過去に中国製タイヤを大量に仕入れた際、当初は問題がなかったものの、1年後にクレームが相次いだ経験を明かしました。
結果として数億円規模の損失を出して在庫を廃棄したといい、「大事なのは1年後、2年後」と長期的な性能維持を重視します。
そのうえで、まず自ら4本を装着し、残る1本は切断して内部構造まで確認すると表明。井口社長の商品を否定するのではなく、タイヤを扱ってきた専門家だからこその厳しい審査となりました。
専門議論に朝倉未来社長も苦戦?率直すぎるリアクション
米岡社長と井口社長の議論が専門的になる一方、朝倉社長は終始率直なリアクションを見せます。
プレゼン序盤、購入意欲を数字で問われると「今んとこゼロ」と回答。さらにタイヤの温度領域やゴムの性質をめぐる専門的な説明が続くと、「恐ろしいほど頭の中入ってこないですよ」とコメントしました。
井口社長と米岡社長に対して「2人で対談された方がいいんじゃないか」と口にする場面もあり、スタジオには笑いが起こります。
一見するとタイヤへの関心が薄いようにも映りますが、専門家ではない消費者に近い目線から素直に反応する朝倉社長が入ることで、難しい議論との対比が生まれました。
専門家同士の熱いやり取りと、朝倉社長の飾らない反応。その温度差も今回の見どころのひとつです。
ファイナルジャッジメントへ!虎たちが下した判断は
長時間にわたるプレゼンを終え、いよいよファイナルジャッジメントを迎えます。
林社長は自身のロードスターに対応するサイズができれば1セット購入する意向を示し、中村社長も1セットの購入を表明しました。
一方、米岡社長は5本を購入するとしながらも、通販の虎ECサイトへの掲載については「まだ判断できない」と慎重な姿勢を崩しません。
朝倉社長は「なんかよくわかんなかったすけど何かの縁なんで」と話し、1セットの購入を表明。掲載するかどうかについては判断を委ねました。
そして最終判断を担った桑田龍征社長は、米岡社長の指摘を踏まえて今後も検証が必要だとしつつ、地方では車が生活に欠かせない地域もあることや、価格を抑えた選択肢を届ける意義に言及します。
そのうえで、通販の虎ECサイトへの掲載を決定。激しい議論を経て、井口社長の商品は新たな一歩を踏み出しました。
審査終了後、井口社長は朝倉社長について「ファンなんです」と明かし、購入してもらえたことへの喜びも語っています。
審査後は実車でも検証!井口智明社長の挑戦は続く
今回の動画は、ファイナルジャッジメントだけでは終わりません。
後半では実際にオールシーズンタイヤを車へ装着し、公道を走って乗り心地を確かめる様子も公開されました。
タイヤを交換した車で雨天の道路を走行し、運転した出演者からは以前のタイヤより重厚感や安定感が増したように感じるとの感想が出ます。一方、助手席からは劇的な違いまでは分からなかったという率直な声もありました。
また、今回の審査で米岡社長が投げかけた疑問は、その場ですべて解消されたわけではありません。動画内でも、井口社長と米岡社長がさらにタイヤについて議論する関連動画が紹介されています。
通販の虎への掲載はゴールではなく、性能を検証しながら商品を育てていくスタートともいえる今回の挑戦。
元副主宰・井口社長と新虎・朝倉社長、そしてタイヤのプロである米岡社長が交わったことで、商品の魅力だけでなく「安全に関わる商品をどう売るのか」まで掘り下げられた、見応えのある回となりました。

